株式会社ユニリタ（東証スタンダード市場：3800）のグループ会社で移動体通信IoTサービスを手掛ける、株式会社ユニ・トランド（本社：東京都港区、代表取締役社長：高野 元、以下 ユニ・トランド）は、当社開発サービスである公共交通の位置情報配信サービス(バスロケーション技術)を活用し、介護事業者向けの送迎バス通知サービス「送迎GO Professional版」を開発し、ファーストユーザーとしてワンダーストレージホールディングス株式会社（本社：北海道札幌市、代表取締役：佐藤 肇祐、以下 ワンダーストレージホールディングス）に導入いただきました。

総合福祉事業を営むワンダーストレージホールディングスでは、介護施設への移動手段に悩みを持つ利用者のために送迎バスを運行しています。そして、同社では、利用者の更なる利便性を考え、送迎バスの位置情報や運行の遅れを利用者に発信することで、できるだけ屋外で待ってもらう必要がないようにしたいという思いがありました。送迎バスは、戸別巡回での乗降であることや利用者の状況に応じて乗降業務やそれに要する時間も異なるため、通常のバスロケ技術の活用では巡回場所ごとの到着予測時間が把握しづらいという課題がありました。

今回開発した「送迎GO Professional版」では、バス運転手が持つスマホやタブレットから、前の家を出発する際に簡単な操作をしてもらいます。そうすることで今から送迎バスが向かうという正しい情報が次の送迎バス利用者に伝わるシステムです。ユニ・トランドが全国4,000台以上のバスに導入したバスロケシステムの実績に基づく応用システムなので信頼性も高く、事業者にとってはスマホを利用するため安価かつ簡単に導入・利用できるという特徴があります。
また、ユーザー情報の登録や当日の送迎表を作成する管理者向けの機能もあるので、今まで紙やエクセルで管理していた情報をシステム上で一元管理することができ、業務効率の改善につながります。